初心者がジムカーナに出場する資格とクルマ選び

競技の進め方

 

 

競技の流れですが、各車両が、1分30秒程度のタイムを想定したコースレイアウトを順番に走行していきます。コースレイアウトは毎回異なるように設定されており、それは大会の当日に公表されます。

 

 

本番の競技開始前には慣熟歩行の機会があります。これはコース内に徒歩で立ち入って、路面状態、レイアウトを目視で確認することです。その後、競技が開始されます。

 

 

ジムカーナはタイムトライアル競技です。普通のレースとは違って、複数台の車が同時に走行することはありません。必ず1台ずつ出走します。タイムトライアルは2回まででき、その2回のうち短い方の走行タイムを競技者の記録として、速い順に上位となります。

 

 

さて、ジムカーナで求められる技術ということですが、ほとんどのジムカーナコースでの走行速度というのは、本格的なサーキットよりも低くなっています。つまり、絶対的な馬力より、コーナリングやブレーキングのテクニックが重要になってきます。サイドターンなどで小回り旋回が必要な低速セクション、中速でのコーナリング、切り返し、やや高速からのハードブレーキングなど、こうした要素を滑らかにつなぐことでタイムロスを少なくします。走行ラインの取り方なども、コース内であらゆる技術や戦略を求められます。

 

 

本格的な全日本ジムカーナや地区シリーズ戦では、複数会場を転戦して、いろいろなコース特性に合わせた技術と車両のセッティングが要求されます。