初心者がジムカーナに出場する資格とクルマ選び

参加車両

 

 

参加車両には、もちろんクラス分けがあります。改造範囲、エンジン排気量、駆動方式、タイヤの種類などで、タイムが相当違ってくるからです。公式戦以外のイベントでは、こうしたクラス分けはある程度の目安としてでしかありませんが、公式戦では主催者側が走行前に車両の検査をして、改造範囲などを確認します。

 

 

競技は公平性を保たなければならないからです。車両規定はJAFモータースポーツ規定によって定義されており、例年詳細な定義が結構変更されます。市販車両を競技専用に改造して公道を走行できない車両のクラスや、ジムカーナ専用に設計された車両のクラスもあり、最上位クラスではフォーミュラ・スズキ隼のようなフォーミュラカーが参戦することもあります。ただし、一般的なクラスは、全くのノーマル車両ということで、気軽に参加することもできます。

 

 

参加するための装備ですが、ヘルメット(2輪用でもOK)、レーシンググローブ(指が出るドライビンググローブはNG)、長袖長ズボンの着用というのが最低限必要です。更にイベントの格式によっては、レーシングスーツ、レーシングシューズの着用を要求されることもあるので、それぞれ主催者への確認が必要です。

 

 

公式戦では入門レベルのイベントなら、ほとんどの場合で、参加に必要なライセンス資格は自動車免許だけです。イベントに参加すると同時にBライセンスを得ることができる場合もあります。

 

 

公式戦と呼ばれるイベントは年間のシリーズ戦で、国際自動車連盟(FIA)傘下の日本自動車連盟(JAF)が公認する競技になります。これの参加には、JAF競技運転者許可証(国内Bライセンス以上)が必要です。